「大人の遊び」ということ

「サーフィンは大人の遊び」という言葉をよく目にする。
私の場合、「せっかく海の近くに住んでて、サーフィンできる環境にあるんだから、やってみよう」と思ったのがキッカケ。
実際、実家のある新潟の海岸では地形のせいもあって、波が立たなく、サーフポイントが少ない。
私の住んでいる湘南地域では、本当にサーフィン文化(?)が発展している。
スクールをやっているショップを探すのも迷ったくらいだ。

でもなんだろう?
雪で遊べる地域でスキーやスノボをやったことがある人が多いのと一緒で、ここらへんでも「小さいときからある身近なスポーツ・遊び」だと思われるのに、「大人の遊び」って言うんだろう。自分なりに考えていることをまとめてみた。

まず、これかな。「アイテムが高価
私のサーフボードは、とあるサーフブランドの本店が閉店(移転のため)しちゃうので、その閉店セールで見つけたもの。ロングボードで板だけだったら5万円程度。でも、ロングボードは、だいたいショップで見ると10万円以上の板が多い。
ショートボードもそれなりのお値段。ロングより短い分安いけど、でも5万円以上〜が多いような気がする。

前にスクールでお世話になったショップの店員さんが言ってた。
『サーフボードはシェイパーさんが手作業で作るものが多い。なので、こういう値段になっちゃう。しかも型落ちがない』
のだそうな。

後に知り合いに私のボードをチェックしてもらったんだけど、機械シェイプの安いモノだそうな(笑)
でも、初心者にとってはこういうボードでいいのかもしれない。
(実際に、私も買って半年でテールの修理をお願いしちゃったし)
ネットで注文する、ネットで中古品を買う、っていう方法もあるけど、やっぱり実物を手にとってみたいなー、と思うのは初心者だからなのだろうか?

ボードを買ったら買ったで、フィンが必要だったり、リーシュコードは必須だし(ボードを流されないようにするため、など)、あとはワックス(ベースコート、水温にあった適温ワックス)。移動時の汚れや衝撃から守るためのボードケースも必要。家の中で置くためのボードスタンド・・・。
うーん。書き出すとそれなりに出てくるものですなw

他にも揃えた方がいいアイテム、ウェットスーツ
これも水温にあったものがあるといい。私が持ってるのは、3mmフル。これで去年の12月の最終土曜日まで入ってたし、4月下旬くらいから3mmフルで入れるかな?(真冬は5mmフルがあった方が暖かいw)あとは、半そで半ズボンのスプリング、それにつけるアーム。アームとスプリングを着て、ロングスプリングにする。

私の買った3mmフルは、ショップでオーダーしたモノなので、これで4万円くらい。
スプリングは「吊るし」で1万円。
知り合いの先輩先生曰く、「ウェットスーツは消耗品。長くもって2年くらい。買い換えることを考えるなら、サイズが合えば「吊るし」でぜんぜんいい」とのこと。
※吊るしとは、「自分の体を採寸して作ったウェット」じゃなくて、一般的な体系に合わせて作られたウェットスーツのこと。

他に持ってて損はないのが、ウェットバッグ
サーフィン後にウェットのまま帰る事ができるなら必要ないかもしれないですが、濡れたままのウェットを入れることのできる防水バッグ。これは安いもので2000円〜。

あとは、持ち運ぶための車や自転車と、ボードキャリア
私の場合は、うちの車がたまたまロングボードが入るサイズだった(それでも助手席倒すw)ので、ボードは車で買いに行ったなぁ。
普段は自転車。自転車にボードキャリアつけて海まで数十分走ってる。
自転車に取り付けるタイプのボードキャリアは6000円程度で買えて、取り外しも可能。
車用のルーフキャリアも様々な種類があるようですが、安くて1万円程度?
ダンナさんがスノボするので、サーフボードもつめるキャリアを買おうとしたけど、結構なお値段になったのでこれは断念。

さてさて。
ここまで書いて、ちょっと計算してみた。
・ボード、センターフィン、ニットケース、(怪我防止などで、付けたほうがいい)ノーズガード、リーシュコード:約7万円
・ウェット(3mmフル):約4万円
・ウェット(スプリング):約1万円
・ワックス:約250円×5個=約1250円
・ウェットバッグ:約2000円
・自宅用ボードキャリア:約5000円
・自転車用ボードキャリア:約6000円
うーん。怖くて合計しないけど・・・(笑)
いくら安いボード買ったって言ってもこんなにかかってしまうのか。

こんな大金、出すのに相当勇気が必要ですな。これが「大人の遊び」という所以でしょうか。

でもちょっと待って。
海は季節問わず、いつでもあるもの。
スキーやスノボのようにリフト券は必要ない。
サーフィンの場合は、無料の更衣室を完備しているビーチもある。無料のシャワーだって。
もちろん、サーフボードが折れることだって怪我することだってある。
一度買ったら丁寧に扱っていれば当分使えるものばかり。
海が近くにあるようだったら、一度海で遊んでみるのはどうだろう?
と思うわけです。

ちょっと慣れてくると、あんなボードに乗ってみたい、トリップ行きたい、っていう欲望も大きくなってきますがw

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