ウィルスに感染していた

愛犬のことがあったので(このことについてはまた、もう少し落ち着いてから)、自分の体の事も・・・と思い立ち婦人科のがん検診を受けた。これが11月中旬。なんてことはない、普通に軽い気持ちで受けた。検診そのものも軽いものだった。
約1週間後の検査結果は、「擬陽性の3a」と診断された。
擬陽性?3a?
どうやらこれは、「細胞がウィルス(HPV:ヒトパピローマウイルス)に軽く感染していて、細胞が変化している状態=異形成」の進行具合ことで、5段階のステージに別れており1,2は正常、4,5は治療の必要が有り、3aは軽度、3bは4に近いステージ、そしてこの結果が出たからといって子宮頸ガンではないとのこと。ただ、「異形成の3a」となると「子宮頸がんの前段階」とも解説しているサイトが多かった。
また、このウィルスはほとんどが自分の免疫力で自然治癒するウィルスらしいので、数ヵ月後に再度検査をして進行具合をチェックしていく必要があるとのこと。
自然治癒・・・え・・・?と思いながら先生に、今の状態で治す・完治する方法はないんですか?と確認したところ、今の軽い異形成の段階では表皮細胞が少し変化しているだけなので、まったく何もできないんだそうな。本当に自己免疫力で自然治癒することを願うのみ、だ。

がん検診のときの検査より少し詳しく検査をしましょう、とのことで細胞診という検査を受け、その結果もしっかり「異形成の3a」と判明。
現状でどの程度細胞が侵されているかを確認するため、さらに1週間後に精密検査「コルポ診と組織診」を受けた。
コルポ診と組織診はほぼセットで行われる・・・のかな?患部に酢酸を塗布し、変色した部位(異形成部位)を拡大鏡で目視確認、さらにその部位の組織を採取して検査。
まぁ見えるところの検査じゃないし、麻酔も何もなかったので「組織を採取」が・・・(;゚д゚)
この組織を採取しての検査結果も「マイルド(軽度)」となっていたので、本当に軽いものなんだなーとやっと実感できたのでした。

つまり、
・性交渉した経験があるほとんどの女性がヒトパピローマウイルスに感染

・(ほとんどは自己免疫力で自然治癒して正常な細胞へ)
自然治癒しなかった細胞が少しだけ変化しつつある=異形成、と判明した ←今ココ!

・3ヶ月後に再検査 : 自然治癒している場合もあるし、進行している場合もある

文章にすると淡々としたもんだけど・・・、結果が出るまでは本当に心配だったしいろいろ考えたな。

このヒトパピローマウイルス、ワクチンで感染を予防できる種類のウィルスらしく、日本でもワクチン接種が始まりましたね。
私の場合、「かかってしまった今のウィルスには効かないけど、今後かからなくするようにワクチンを接種したほうがいいね」と言われたので、旦那とも相談して接種することにした。
1回の接種で17,000円、半年で3回接種する必要があり合計で51,000円。ワクチンで予防できるガンだけに、これが高いと思うか安いと思うか。。。
そういえばこの3回の接種で、どのくらい効果が持続するのか確認していなかったなぁ。毎年だったらさすがにキツイよねーと思って検索してみたら、「最長で6.4年」と記述のあるサイトと、私の住んでいる県のサイトでは「理論的には20年持続」と記述があったり、どれが正しいのだろう。担当医に確認するのが一番かも。

もしも自分がこういうとにならなかったら知らなかったことだし、もう少し詳しくと思って調べなかったこと。
免疫力を高めるためにどうしたらいいかな、とか自分の体をしっかり大切にしよう、とも考えるようになった。
ぶっちゃけ極端に書くと「もう自分はダメだ、いろいろあってダメだ」なんて思ったこともあったけど、今は「この軽度の段階で見つかってよかった」と前向きに考えることにした。
3ヶ月後の検査で症状が進行しているかもしれないし、そのときはそのときで(子宮頸がんにまで発達するのに数十年かかると言われているから)早いうちに治せるようなら治そうと思うだろうな。
こういう病気を知る・考えるっていうことも必要なんだな。

<こちらの記事もどうぞ!>

One thought on “ウィルスに感染していた

コメントを残す